来店型の店舗のオーナーにとって、Googleマイビジネスでの情報整備と、上位表示のための対策(MEO対策)は、今や必須となっています。
情報の整備やMEO対策にも取り組んでいる、じゃあ次に集客につなげるツールとしてGoogleマイビジネスを活用するには?
本記事では、無料でできるGoogleマイビジネスの活用の方法から、Googleマイビジネスの情報を活用する「ローカル検索広告」についてご紹介いたします。
※本記事のスクリーンショットやページ情報は、2019年6月時点のものです。今後のアップデートにより、画面が異なる可能性があります。
1.投稿機能で今すぐ客に店舗をアピール
Googleマイビジネスの機能に「投稿」といって、今、アピールしたい情報をナレッジパネルに表示させる機能があります。
まさに今、お店を探している人にとっては、この最新の情報がひとめで分かり便利です。
期間限定メニューの情報や、値引きのクーポンなんかが投稿されていたら、利用しようと思いませんか?
下の画像のナレッジパネルのオレンジの枠内の部分に、投稿が表示されます。
文字だけでも投稿できますが、ユーザーの目に留まりやすくなるので、写真もあったほうが良いでしょう。またメッセージがより伝わるような写真を選びましょう。
投稿については、TENJUKU掲載のこちらの記事に詳しく説明されていますので、参考にして下さい。
2.ユーザーの知りたい情報を写真で公開する
ユーザーに分かりやすくビジネスやサービスのイメージを提供するために、写真を追加することは、MEO対策において重要とされています。
集客ツールとしてGoogleマイビジネスを使う際にも、写真の充実は重要な要素のひとつです。
2-1.写真を追加して情報量UP
Googleマイビジネスに多くの写真を追加しておけば、ユーザーはお店に行く前にあなたのお店の雰囲気や提供しているサービスを確認することができます。
事前に下見しておくことが、「お店や会社について全く知らない」という状態よりも、来店やサービスの利用につながりやすくなると言われています。
実際に、Googleマイビジネスに写真を掲載している場合、写真がない場合に比べてホームページのURLをクリックされる回数が35%、Googleマップ上で運転ルートをリクエストされる回数が42%増加することが報告されています。
写真の追加方法や、どんな写真を追加すれば良いかは、TENJUKU掲載のこちらの記事に詳しく書かれています。ご一読ください。
2-2.ユーザー心理を把握して集客に活かす
Googleマイビジネスでは、ユーザーの閲覧状況やどのような行動を取ったのかをインサイトから確認することができます。確認できる項目に、写真の閲覧数もあります。
どの写真がユーザーの注目を集めているのかを調べることが可能です。
こういった情報を分析することで、ユーザーがどんな部分に興味を持っているのかといったユーザー心理を把握し、集客の施策に役立てることもできますよ。
3.自店のGoogleマイビジネスを知ってもらう
情報の充実や、投稿で最新情報を発信している自店のGoogleマイビジネス。しかし、たくさんの人に見てもらわなければ、せっかくの努力が報われません。
オンライン上だけでなく、オフラインでもアピールしましょう。
GoogleマイビジネスのURLを名刺やチラシ、看板などに載せてみましょう。
自分のビジネスのナレッジパネルを表示すると、URLが分かります。
このままでは長すぎますよね。
そこで、ビジネスの略称を作成することをおすすめします。
ビジネスの略称を作成すると、ユーザーがブラウザのアドレスバーに略称の URL(g.page/[お客様のカスタム名])を入力し、ビジネス プロフィールに直接アクセスすることが可能になります。
Googleマイビジネスにログイン、略称を作成したいビジネスを選択し、クリックします。
[情報]>[短いプロフィール名を追加してください]と、進みます。
任意の名称を入力しましょう。
半角 32(全角 16)文字以内で指定できます。
既に使われていたりして、使えない場合はエラーメッセージが表示されます。別の名称で試してください。
[適用]をクリックして完了です。
準備が整うまでは[反映待ち]と表示されています。

これで、ブラウザのアドレスバーに「g.page/neko365」と入力するだけで、あなたのビジネスが表示されるようになります。
これをさらにQRコードにしましょう。ユーザーより手軽にアクセスすることができるようになり、親切です。
インターネット上には、無料でQRコードを発行できるサービスを公開しているウェブサイトが多く存在しています。
生成したURLを、株式会社シーマンの無料変換(https://www.cman.jp/QRcode/qr_url/)で変換したQRコードが下の画像です。
4.費用をかけてローカル検索広告を出稿してみる
ローカル検索結果の枠内に、広告専用の枠があるのをご存知でしょうか。
この、ローカル検索結果の枠内に出す広告を、「ローカル検索広告」と言います。
広告ですので費用がかかりますが、Googleマイビジネスの情報を使って、あなたのビジネスを必要としているユーザーに向けて、広告を出すことができます。
この章では、ローカル検索広告についてご紹介します。
4-1.ローカル検索結果枠内に広告が出せる
ローカル検索結果の中に、このような店舗情報を見かけたことはありませんか?
紫色のアイコン、「広告」と書かれています。これが、ローカル検索広告です。
モバイルではひとつ、PCの場合は最大で2つ表示されます。
たとえ、競合がMEO対策によって、一番上を獲得できていたとしても、あなたがローカル検索広告を配信すれば、その上に表示されます。
4-2.「Google広告」のアカウントが必要
ローカル検索広告はGoogleマイビジネスのアカウントだけでは出稿できません。
広告を配信することになるので、Google広告のアカウントが必要になります。
Google広告アカウントの開設方法は、以下の公式ページから行ってください。
広告アカウント開設後の流れは、以下の通りです。
- Google広告でリスティング広告を配信
- Google広告アカウントとGoogleマイビジネスをリンク
- Google広告の住所表示オプションを設定
- Googleマイビジネスでビジネス情報を設定、確認
- Google広告でローカル検索広告を表示させたい関連キーワードを設定
ローカル検索広告の配信の手順等は、TENJUKU掲載の記事に詳しく説明されていますので、こちらをお読みください。
4-3.費用はクリック課金制
ローカル検索広告の場合、課金されるタイミングは、表示された時ではなく、クリックされた時です。
何回表示されたとしても、実際にユーザーがクリックしないと費用は発生しません。
ローカル検索広告で、課金されるタイミングは、
- [場所の詳細を取得]のクリック
- [ルート検索]のクリック
- モバイルの Click-to-Call (電話のマーク)のクリック
- ウェブサイトのクリック
以上の4つになります。
下のナレッジパネルの画像を見ながら説明いたします。
[場所の詳細を取得]をクリック、というのは、ビジネス名のテキスト部分をクリックしてナレッジパネルが表示された時を指します。
[ルート検索]のクリックは、言うまでもありませんよね。ユーザーが矢印のマークをクリックし、店までのルートを調べた時です。
Click-to-Call は,電話を掛けた時です。パソコンで電話をかけることはできないので、Click-to-Call はスマートフォンを使った場合のみが対象です。
ウェブサイトのクリックはパソコンからのみが対象です。
ウェブサイトボタンがクリックされると、Google広告のリスティングで設定したリンク先のURLへ遷移します。
クリック課金のメリットのひとつは、どのアクションが行われたのかが分かるので、データの分析を行い今後の集客に活かすことができる点です。
ローカル検索広告の場合も、Google広告の管理画面から各種データを確認することができます。
5.まとめ
現在、日本人の8割以上がスマートフォンを所有しているとが調査で明らかになっています。
ユーザーがタップひとつで予約や電話などの次のアクションに移りやすい、スマートフォンに特化したメリットを持つGoogleマイビジネスを、ぜひ集客のツールとして活用してくださいね。
本記事があなたのお役に立てれば幸いです。
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