Web広告の選び方をプロがこっそり伝授

 2021.03.04  株式会社ローカルフォリオ

ネットやスマホが普及した今、現代ビジネスにおいてWeb広告は欠かせない存在となりました。しかし、Web広告にはさまざまな種類があり、特徴やメリット、デメリットがそれぞれ異なります。Web広告で集客や利益拡大を実現するためにも、種類ごとの特徴や選び方を正しく理解しましょう。

プロが教えるWeb広告の選び方をこっそり伝授

Web広告の種類

ひと口にWeb広告といっても、純広告やアドネットワーク広告、SNS広告など種類は多岐にわたります。まずは、どのような種類があるのかを把握しつつ、それぞれの特徴やメリット・デメリットも理解しましょう。

リスティング広告(検索連動型広告)

設定したキーワードに連動し、検索エンジンに上位表示される広告です。「Yahoo!」や「Google」などでキーワード検索すると、入力したキーワードに関連する広告が画面上部に複数表示される場合があります。あれがリスティング広告です。

リスティング広告のメリットは、ターゲット層が広告を見る確率を高められることです。キーワードに連動するシステムであるため、ユーザーが検索したキーワードに関連する広告が上位表示されます。ターゲット層や、限りなくターゲットに近い方の目に映るため、高いプロモーション効果が期待できるのです。

広告主は、管理画面でクリック率やコンバージョン率、クリック単価などを確認できます。リアルタイムで成果をチェックでき、必要に応じて分析や改善が可能です。また、選定するキーワードによりますが、1円で出稿できるケースもあるため、低コストで取り組みを始められます。

デメリットとしては、クリック単価の高騰が挙げられます。現在では、多くの企業がリスティング広告の有効性に気づき、ビジネスに活用しています。その結果、キーワードによってはクリック単価がかなり高騰しているのです。また、成果を上げるにはタイトルやクリック単価の分析・改善を繰り返す必要があるため、担当者の負担増や管理コストの増大といった懸念もあります。

SNS広告

SNSを媒体とする広告を総称してこう呼びます。「Twitter」や「Facebook」、「Instagram」、「TikTok」、「LINE」などのSNSに、広告を出稿して掲載します。

SNS広告は、ユーザーの年齢や性別、地域、職種、業種といったプロフィール情報に基づくターゲティングが可能であり、本当に広告を見てほしいユーザーへダイレクトに届けられます。

広告が拡散され、費やしたコスト以上の成果を上げられる可能性があるのも、SNS広告の魅力です。たとえば、Twitterには「いいね」や「リツイート」の機能があるため、ユーザーが拡散してくれる可能性があるのです。いわゆる「バズった」状態になれば、驚くほどの成果を上げることも夢ではありません。

一方、SNSならではの問題や懸念もあります。広告の内容によっては「炎上」と呼ばれる状態になるおそれがあり、商品やサービス、ひいては企業そのもののイメージを大きく損なう可能性があるのです。また、現在では多くの企業がSNS広告を活用しており、競合がひしめいています。その中で成果を得るには、常に広告の質を高める努力が必要です。

純広告

メディアが用意した広告枠を買い取り、プロモーションを行うのが純広告です。メディアの運営費を調達するため、広告枠を用意している企業や運営者は少なくありません。たとえば、「Yahoo!」のトップページにも広告が掲載されていますが、これも純広告です。純広告はいくつかの種類に分類されています。

まず、リッチ広告は画像や動画、アニメーションなどを駆使し、閲覧者の目を引く広告です。データ量が大きく回線容量もたくさん必要とする、つまり「リッチ」であるためこのように呼ばれています。

バナー広告は、Webメディアにバナーを貼り付ける広告です。バナーにはリンクを設置していることが多く、閲覧者のクリックにより指定先へアクセス誘導できます。

記事・タイアップ広告は、メディアの中で特定の商材を紹介する広告です。芸能人や著名人による、ブログでの商品紹介がイメージとしてもっとも近いでしょう。

テキスト広告は、特定の媒体に文字で広告を掲載する手法です。画像が不要で、文章さえ完成すれば配信できる手軽さがメリットです。

動画広告は映像を活用した広告で、視聴者へダイレクトに商品やサービスの魅力を伝えやすい特徴があります。

メール広告は、メルマガを利用してプロモーションを行う手法で、見込み客やリピーターへ直接アプローチできることがメリットです。

アドネットワーク広告

Webサイトやブログなど、さまざまな広告媒体を集めたネットワークを構築し、加盟している媒体へ広告を配信する方法です。多数の媒体へ、一度に広告配信できるのが大きな特徴です。

従来では、メディアごとに広告を出稿していました。しかし、メディアにより入稿や課金のシステムが異なるため、手間と時間がかかったのです。アドネットワークなら、ひとつのメディアで複数の媒体へ一斉に配信できるため、スピーディなプロモーションが可能です。

また、ほとんどのプラットフォームにおいて、性別や年齢、興味・関心などに応じた配信設定を行えるため、ターゲティングが容易なのもメリットといえるでしょう。時間や曜日、地域なども指定可能なので、効果的な広告配信ができます。

ただ、出稿媒体を選べないため、意図しないWebサイトに広告が配信されるケースもあります。また、複数のアドネットワークを利用するケースでは、同じ媒体に重複して広告配信してしまう可能性もあり、閲覧者にしつこいイメージを与えてしまうおそれがあるため注意が必要です。

DSP(Demand-Side Platform)

DSP広告は、広告主のツールであるDSPを介して配信する広告です。複数のアドネットワークを横断し、まとめて広告配信できることが特徴です。

アドネットワークと混同されやすいですが、大きな違いはピンポイントでアプローチできることです。緻密なターゲティングが可能であるため、ダイレクトに商品やサービスの購入へ結び付きやすいのがメリットです。

また、蓄積したユーザーの行動履歴データを活用した自動的なターゲティングにより、担当者の分析、運用管理の負担も軽減できるでしょう。類似ユーザーも同時にターゲット処理するため、広告効果を最適化できるのもメリットです。

デメリットとしては、初期費用が発生する、最低契約期間がある、などが挙げられます。サービスによって初期費用の金額や最低契約期間の有無は異なりますが、事前に必ず確認しましょう。

動画広告

代表的なものとしては、「YouTube」の動画再生中に流される広告が挙げられます。商品やサービスの紹介、イメージ・知名度アップなどさまざまな目的で動画広告は活用されています。

動画の中で商品やサービスの魅力、特徴をしっかりと伝えられるため、高いプロモーション効果を得られることがメリットです。インパクトのある動画コンテンツを制作できれば、視聴者の関心も引きやすくなるでしょう。

また、動画広告が普及し始めたのは近年のことであり、実践している企業はそこまで多くありません。競合が少ないブルーオーシャン状態であり、高い広告効果を得やすいのです。

デメリットとしては、動画制作の難易度が高いことが挙げられます。視聴者へ訴求するには、魅力的かつクオリティの高い動画を制作しなければなりません。優れたアイデアや撮影、編集のスキルが求められます。制作会社へ外注する手もありますが、その費用は高額である場合が多いです。

 

Web広告の選び方

ここまででお伝えしたように、Web広告にはたくさんの種類があります。Web広告で最大限の効果を得るには、正しい選び方も理解しておかねばなりません。大切なポイントは主に2つで、ターゲットユーザーと目的で選ぶことが挙げられます。

ターゲットユーザーで選ぶ

ターゲットのいないところへ広告を出しても意味がありません。自社の商品やサービスを買ってもらいたい人、興味を持ってくれそうな人がいるところに広告を掲載する必要があります。そのためには、事前に自社がターゲットとする層を明確にしておかなければいけません。

たとえば、SNS広告でもTwitterとInstagramでは利用者の層が異なります。Twitterは10~20代の男女が主な利用者層であるため、この層をターゲットとするなら適した広告掲載先です。Instagramは、20~40代の女性が多くを占めるため、この年齢層の女性へアプローチしたいときには最適だと考えられます。

広告利用の目的で選ぶ

広告を掲載する目的は企業によって異なります。製品を買ってほしい企業もあれば、イメージアップや知名度アップのために利用したい企業もあります。目的によって選ぶべき広告が変わるため、まずは最終的なゴールを決めることから始めましょう。

たとえば、認知度の拡大を目的とするなら、比較的低コストで利用でき、なおかつ拡散も期待できるTwitterやInstagramなどのSNS広告や動画広告が適しています。一方、商品やサービスの販売が目的なら、リスティング広告やバナー広告などが向いているでしょう。

広告を入り口としてどこをゴールとするのか、それを明確にしたうえで、適切な広告を出稿することが重要です。

まとめ

純広告やアドネットワーク、DSP、SNS広告、動画広告などWeb広告にもさまざまな種類があります。広告ごとの特徴を正しく理解し、自社のターゲットへ的確にアプローチできるものを選んで利用しましょう。広告を掲載する前に、自社のターゲットやゴールを明確にしておくことも大切です。

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